私はあまり継続して人と関係を作るのが苦手なのか、
同じ環境で仕事を続けることができないのか、自分があまりよく分かっていないからなのか。
積み上げたものが人から奪われても平気なのかよくわかりませんが、
とにかく仕事をいろいろと転々としている方です。
その中で、ある若い社長の下で(といっても歳は同じくらいだったと思います)働いていた時、
「ゴールから逆算して考えろ」という事を言われたことがあります。
その社長とはもう連絡も取っていませんが、今でも私の考え方に大きな影響を与えた一言です。
これは仕事の進め方でアドバイスされたことですが、人生そのもの、何かを達成しようと思ったら、この事を思い出しています。
実はいろいろなことにこの言葉は示唆を与えてくれます。
例えば、先日終戦記念日でしたね。
あれから、日本人は二度と戦争はしないと誓った日です。
その為に、今でも日本人が戦争の悪夢から醒めた「玉音放送」が放送された日を「終戦記念日」としているんだと思います。
そして、占領されて武装解除されて一億総懺悔して生き延び、隣国の戦争特需など東西冷戦の中で目覚しい発展を遂げ、一度は世界第二位の経済大国となるまで発展しました。
先日続投をしないと発表した時の首相は、安全保障の大転換をしようとしています。
防衛のための自衛隊が反撃能力を持つことを企図しています。
さて、この「ゴールから逆算して考えろ」とこれがなんの関係があるんでしょう?
日本人は玉音放送を聞いて「もう二度と戦争はしない」と誓い、戦争をしたくないから軍隊を持たなかったはずです。
しかし、その軍隊を持たなければならない時が来ようとしています。
私はこの改憲論争について、とても不思議なのです。普通、憲法を変えようとする政党が革新勢力で、憲法を守ろうとする勢力が護憲、保守勢力のはずです。
日本では永く、これが逆なのです。
つまり共産党、社会党などが憲法第9条を守ることが信条で、自民党が自国の憲法を改定する自主憲法制定を目指す政党なのです。
これは本当はおかしいのです。みんなおかしいと感じないのが不思議なのです。
つまり、先日のブログでも言及したように、これは日本の中での東西冷戦なのです。
日本が自国の安全保障のため軍隊を持つことは、現在の政治体制では仮想敵国が中国やロシアであり、共産、社会主義勢力と対抗する力です。だから改憲に反対なのです。
え?「ゴールから逆算して考えろ」で言えば、
これは「二度と戦争をしない」から話が変わっているのです。
むしろ「二度と戦争をしない」という気持ちを利用した、共産・社会主義勢力の悪用なのです。
その証拠に、「二度と戦争をしない」グループを一番支援していた国。つまりロシアが戦争しています。
これは我々戦後世代が一番振り回され続けてきた呪縛です。
しかし、もう東西冷戦は終わったのです。新しい世界の体制がこれから築かれつつある時代なのです。
新しい世界の体制。これはまだできていません。東西冷戦が終結し、アメリカ、ロシアという強大な大国がしのぎを削っていたのをみてヨーロッパはEUという新しい経済圏、NATOという安全保障圏を作り、いわば緩やかな連邦体制になろうとしています。
そのヨーロッパが拡張してきたのがこのウクライナ戦争の背景だと思っています。
そして資本主義がもたらした経済の拡張は、アジアや南アメリカ、アフリカにも富をもたらし、急激な人口爆発が起こっています。この第三勢力、いわゆる「グローバルサウス」という世界にとって無視できない勢力になりつつあるのです。
こんな時代に我々日本人はもう一度考え直す必要があると思うのです。
すなわち「もう二度と戦争しない」ためにはどうする必要があるのか。
憲法第9条は日本を守ってくれるのか。
私は守ってくれないと思います。
また、アメリカは世界の大きな影響を与える力を持ち続けますが、今後も同じように世界のナンバーワンではないと思います。
もう一度「ゴールから逆算して考え」る必要があると思うのです。
