投資の話2

さて、投資の話が長くなってしまいました。

先ほどのブログでいう靴の話。

これがビジネスになると設備投資の話に繋がります。

 

設備投資というのは、わかりやすい所で言うとお店を作るためのハード面での経費です。

建物でいうと20年から30年くらいのスパンで考えます。

物には耐用年数という物があって、先ほどの靴の話なら1年で履きつぶす想定でした。

建物の場合も20年~30年で一度償却します。

 

この建物の費用は投資です。投資である以上、償却する前に投資した金額を回収しなければなりません。(しなくていいという人がいますが、ここでは「経営する」という経済性の中で回収することを前提にします)

 

分かりやすいようにお店を作るために建物を1億円かけて作ったとします。

これを、20年後には1億円回収する方法を考えます。

方法は基本的に一つです。お店から生まれる利益(この場合は粗利ですね)から建物の費用を回収する分を確保するわけです。

1億円を20年で回収するわけですから、1年あたり500万円。1か月あたり約40万円。

ここでさらに資金調達のための金利の問題だったり、設備の維持費、固定資産税などの税金もかかってきますので、そこは一度考慮に入れていませんが、基本的に靴を買うための予算を考えることと、お店を作るためのお金の考え方は基本的に(経済性だけを考えたら)変わりません。

 

ですから、子供のころから何か欲しいものを買うとき、必要なものを買うとき、社会人になって経済活動を行うようになったときに必要となる考え方を身に着けることはとても重要だと思うのです。

そういう意味での金融教育であってほしいと思います。

 

なぜこんな言い方をするかと言うと、東京から地方に移住してきて、この設備投資に対する考え方があまりに伝わらないことが多かったからです。

 

例えば田畑を作る、もう鍬を使って農業をするのは足腰がつらいからトラクターを買う。

獣害対策をしなきゃいけないからフェンスを建てる。

こうやって必要だから投資をしなきゃいけない。それはわかるのですが、では、そのトラクターを買うための資金は、農業で生計を立てているその資金から繰り出すことはできますか?

 

できないからやめるとかではなくて、トラクターを使ったら効率が良くなるから、農地を拡げる事ができる。その分収益が上がる。その収益が1シーズンいくら粗利が出るから、それをトラクターの耐用年数に当てはめて何年間で回収できる。そういう計画を立ててトラクターをかう必要があると思うのです。

 

つまり金融教育は、何か仕事をして、そこに生計を立てて持続させる事を目的とする限り必要な学問だと思います。だから学校で教育するのです。