今までは熊野古道の昔と今について書いてきたのですが、
ちょっと未来というか、私が期待していることです。
私は東京から和歌山に移住するとき、サンティアゴ巡礼に行きました。
熊野古道の「二つの道の巡礼達成者」として宿を営業したいと思ったからです。
歩いてみないとわからないこと、そして外国人が巡礼している理由を知りたかったからです。
もう一つ、歩いて知ったことは「サンティアゴ巡礼は自転車の巡礼もかなり多く、巡礼証明書を取得する方の2割が自転車で巡礼された方だそうです。
近年の年間の証明書を発行されている枚数が40万枚だと考えるとその2割、約8万人以上の方が自転車で巡礼されています。
巡礼の道と自転車の道がほぼ(一部自転車はう回)同じ道を通り、そして宿やカフェも同じ場所を利用します。これが巡礼者同士の更なる異文化の交流を産み、そして地方を活気づけています。
自転車というのは、漫画「弱虫ペダル」が人気ですが、あのロードレーサーでトラックではなくロード、一般道の自転車レーンを走ることです。
ヨーロッパでは大変人気のスポーツで、ヨーロッパじゅうに自転車レーンがあるそうです。
「ツール・ド・フランス」は自転車レースでも一番有名ですが、獲得賞金は総額2億5千万円にも及び、FIFAワールドカップやF1と並ぶ世界三大スポーツの一つだそうです。
ツールドフランスはレース期間が1か月以上にわたり、フランスおよびその周辺国をほぼ一周するレースらしいですが、総延長は約3,300キロ、獲得標高は2000メートル以上あるそうです。
一回のレースに180キロとか走るんですね。想像を絶する規模の大会です。
一方熊野には「ツールド熊野」という自転車レースもあります。
こちらも国際規格のレースになっていて、規模はツールドフランスに比べて小さいですが、前回は3日間で3レース行われました。15回ほど開催されているレースで来年は6日間6レースに拡大するそうです。
実は自転車によるツーリングは日本政府が国を挙げてテコ入れしている競技のようです。
瀬戸内の方ですと「しまなみ海道」が自転車の道として有名ですし、和歌山県でも「WAKAYAMA800」
という自転車で旅する事を道路、宿、スタンプラリーなどサイクリスト向けのコンテンツをプロモーションしています。
実は近年「太平洋岸自転車道」というのが整備されました。
これは千葉県銚子市から和歌山県の東端、加太まで太平洋岸を自転車で旅ができるんです。
このサイクリングロードを使って、富士山や太平洋を見て、熊野三山を旅する。
そんな自転車巡礼ができるのではないかという期待です。
これがサンティアゴ巡礼の自転車による巡礼とコラボレートしたら、日本に興味があるサイクリストの外国人は嬉しいと思うんです。
